毎朝の洗顔はどのようにすればいいの?
洗顔は美肌の基本とよく言われるけれど、朝の洗顔を何で、どのように行うのか、というのは意見が分かれるところです。
朝はお湯のみで流すだけで良い。
洗顔フォームで洗った方が良い。
クレンジングで優しく洗った方が良い。
保湿しながら洗うのが良い。
などなど、迷ってしまいませんか?
今回はそんな迷いを終わらせるために私の経験をご紹介したいと思います。
美肌再生に取り組む場合には「朝と夜」2回の洗顔は基本中の基本です。
しかし、、、
というご質問がありました。
あなたは朝、どんな洗顔をしていますか?最後までお読みいただくことで、洗顔について迷いがなくなっていただけると嬉しいです。
朝も洗顔をした方が良い理由
本来、肌は毎日生まれ変わっているため、洗顔やちょっとした刺激にも耐えることができます。
肌の表面にある角質層という部分の肌細胞は「細胞の中でも核が失われた、タンパク質のかけらの状態」です。
その一層が順々に剥がれ落ちていくことで、新しい生まれたての肌が出てきます。

そもそも洗顔は、肌の表面に乗っている「汚れ(脂質)」と不要になった「タンパク質」を取り除くことが目的です。
夜の間に、お肌の新陳代謝が睡眠・休息によって進みます。皮脂もお肌の上に出てきます。ということは朝起きたときには1日の汚れに相当するくらいの不要なものがお肌の上にあるということです。
油と水は混ざり合わないため、これらのものは水だけで落とすことが難しいという性質があります。
「お湯で洗う」ということはお肌の上に汚れが残っている可能性が高いですね。
汚れが残ったまま、メイクをして、紫外線を浴びていくとどうなるでしょうか?肌の表面の環境はどんどん悪化してくのです。

お湯洗顔で安定している人の肌を考えてみる
洗わない方が肌が安定すると思う時の肌を考えてみましょう。この場合、私も経験がありますが、透明感がなく、くすみと赤みでまだらな肌でした。汚れが肌を覆うことでなんとか保っている状態と言えます。
汚れが残っていると脂質が酸化して「過酸化脂質」という刺激物になります。肌はその環境に適応するために肌を硬くし、茶色っぽく、くすみます。新しい肌も上手に作ることができなくなり、この汚れが洗顔によって取り除かれると、弱い細胞が表面に現れてしまうことすらあります。
私は10代の頃から皮脂がほとんど出ない肌質でしたから、一晩寝ても朝の肌が皮脂が出ているなと感じる事は一度もありませんでした。
ですから、その皮脂が酸化するなど想像もしませんし、洗い過ぎが肌を乾燥させるのではと考えました。
ですから、朝はお湯で流してから、化粧水とクリームをつけるという方法でケアをしていました。しかし保湿を重ねる事に集中していたにも関わらず、肌は粉がふいてくる、肌は硬くなる状態になっていました。結果乾燥肌は解決しませんでした。

肌が安定していれば良い、というのであれば、そのままでも特に問題はありません。
でも、鏡を見るたびに、もっと透明感があるお肌にならないかなぁと思っていました。
また、季節の変わり目には不安定になっていたので、それもとてもストレスを感じていました。
透明感あるお肌になると、肌の安定力が増し、見た目にもとってもよくなります。
朝の洗顔も夜の洗顔もできるクレンジング・フォームに出会うと起こったこと
結論、お肌がキレイな人は肌の生まれ変わりもしっかりしていて、自分の肌に相性が良い洗顔料を持っていることになります。
どんなに高性能な美容液や美容医療でも、日々、ダメージを受け続けている肌を回復させることはできません。肌から汚れだけでなく、肌に必要な皮脂や肌を構成しているタンパク質を変化させてしまうのは洗浄剤が問題なのです。私も長く、自分の肌にも合うものに出会えませんでした。もし、汚れだけで取ってくれるクレンジングやフォームはないものかと探し回りました。
たどり着いたのは、肌に優しいけど汚れが取れないクレンジングでした。それを使い方を工夫して、肌に優しく汚れを取るという所まで考えている物が手に入りました。でもそれは皮脂分泌が多い肌の人には良いのですが、乾燥する私の肌は解決しませんでした。
何人かの化粧品化学者との出会いがあり、汚れだけに馴染む洗浄剤や濃厚な泡が皮脂を吸い取るなどの研究の進化を知り、それまでそんな理想的なクレンジングやフォームはなかったので、私が開発依頼をして作ってもらいました。そのお陰で私の肌でも乾燥しないクレンジングとフォームが手に入りました。

そこから、肌悩みのある皮脂分泌の多い人、少ない人のそれぞれに朝晩のスキンケアをいろなパターンでやってもらった結果、朝もクレンジングとフォームで洗った方が肌が柔らかくなり、皮脂分泌が多い人はテカリが無くなり、皮脂分泌が少ない人は皮脂が出るようになったのです。
全ての肌でも、肌が硬いのが問題で、肌を柔らかくする事で肌改善していくことがわかりました。

10代から自分は皮脂が出にくいと思い込んでいましたが、それすらも違うと気づきました。皮脂が出にくいにも理由があったんですね。美肌のための5つの習慣を続けることで、皮脂がしっかりと出る肌になりました。
その過程には肌が硬くて毛穴が詰まることも経験します。しかし、それは安定した肌になるための過程です。よく、「好転反応」という言葉がありますが、私はなんでもこの言葉で片付けてしまうのはよくないと思っています。「今、向き合っている状況」が本当に良くなる過程に起こっているのか、そうでないのか、というのは自分が学んで肌を知ること、そして、肌が柔らかくなっていくことでようやく「本当だな」とわかります。
本当に好転しているのなら、どこか、肌に心地よさが生まれています。この肌を感じるスキンケアも同時に行うことで、本当に自分に必要なスキンケアを獲得していくことが私が届けたい美肌再生です。
美肌再生フェイシャル塾では納得するまで、安心できるまで、とことんお付き合いします。