学校でスキンケアのことはあまり学びません。
特に化粧品のことはよくわからないというお声を聞きます。
上級者さんでも敏感肌から抜け出せない時には
ぜひ化粧品のことを知っておきましょう。
年配のお客様からも質問いただくのが、
そもそも化粧品ってどれを使えばいいの?
ということです。
この視点、とっても大切だと思います。
スキンケアで絶対使う「化粧品」ですが
あまりにもたくさんあり過ぎてそもそも
なんのためにあるの?っていう方、
たくさんいるんです。。。
あなたは普段どんな化粧品をどんな気持ちで使っていますか?
スキンケアをこれから始めようと思っている方はそもそもここから考えて欲しいですし
肌を整えるときにちょっと迷ってしまったな、という時にもぜひ立ち戻って欲しいです。
そもそも化粧品それぞれの役割
クレンジング
フォーム
ローション
乳液
クリーム
美容液 セラム
日焼け止め
メイク下地
ファンデーション
女性ってすごいですよね。
これだけのアイテムを日々使いこなしているわけなので。
それの反動で、オールインワン化粧品というもののありますね。
ここでその役割について考えて、絶対に必要なものを整理しておきましょう。
ファンデーションをする?しない?
ファンデーションをしないならクレンジングは必要ありません。
洗顔フォーム
ローション
日焼け止め
この3つがあればオッケーです。
ローションは洗顔後のお肌を整える役割もあるので、
洗顔後に整えるローションは用意しておきたいです。
ファンデーションとクレンジングが加わることで
肌の環境はガラッと変化します。
メイクを始めてからお肌の質感が変わったというケースは
全然珍しくありません。
それはそうです。それなりに環境が変わっているのですから。
そうなると、ローションのみならずクリームも必要になることがあります。
ローションは肌をふやかすイメージ。
乾燥すると、肌は硬くなります。
それをまずは柔らかくする必要があります。
そしてクリームは滑らかさを整えるイメージ。
こちらは油分です。
肌への影響はローションとクリームは別なので、
それぞれに使うことで、広範囲でカバーできます。
手間をかけて効果を得る?効果は半分だけど簡単にすませる?
オールインワンや乳液の場合、カバーできる範囲が半分になるイメージです。
水分と油分をバランスよく両立させてはくれますが、そのパワーは半減する感じです。
半減するけど、使い方は簡単になります。
どっちを優先するのか、ということになりますが、
私のおすすめは断然、ちょっと手間をかけること。
だって、この一手間で将来の肌は大きく変わっていくから。
でもそもそも考えておきたいのは
「洗うこと」でお肌を乾燥させないこと。
洗うこともスキンケアです。
もしオールインワンが良いけど、
効果も欲しいという方は「洗顔」をこだわりましょう。
肌トラブルが起こった時の備えを!何が原因かわからなくならないように
化粧品はシリーズで使わなければいけないということはありません。
基本的に、化粧品はローションはこっち、クリームはあっち、美容液はそっち
というように混ざり合っても問題はないとされています。
しかし、もし肌がトラブルになった時に、
どれが原因でそうなったのかわからないということがあります。
これ、よくやってしまうのですが、あれこれ試して、
どこが原因だったんだろう、、、という状況ですね。
良いこともやりすぎると反動が起こります。
それがお肌なんですよね。
そのくらい繊細です。
環境によって変化するのが本来の機能です。
必要以上に怖がることはありませんが、
毎日のスキンケア で感じることは本当に大事だなーと実感します。
化粧品をシリーズで使ってほしい本当の理由
私は化粧品にまつわる業務にいろいろと携わってきました。
化粧品の研究はしてませんが、研究者の方と話す機会は多いです。
商品化が決まり、製造するところも見にいきました。
クレンジングだけ発売される製品もあります。
作っているのは必ず「人」なので、そこには狙いがあります。
使ってくださる人にこうなってほしい、困っていることを助けたい!
物づくりにはいつもそんな思いが込められています。
だから化粧品がもし、
ラインで発売されているなら、
そこにはそれなりの思いがあります。
すべてのシリーズを使うことで作り手の気持ちを感じることができます。
化粧品は毎日使っても安全であることが大前提のものです。
そのため、ある程度の期間、変質せずに安定した状態を保たせるためには
これ以上配合できない、という制約もあります。成分同士の相性もあります。
その結果、効果が高い成分は少しだけになっている場合もあります。
1品1品では上限があっても、順番に使っていくことでシリーズの願いがお肌に届きます。
シリーズにはよく、シリーズ共通成分というのがあります。
それらが1番、こうなってほしいという思いが詰まっているものですね。
反対に、防腐剤など製品の安定性を保つために配合されるものの影響も積み上がります。
こちらも同じ化粧品研究者がシリーズに携わっていれば安心です。
私たちがパームニティに込めた想い
敏感肌ゆえに、化粧品と常に向き合ってきた私は
仲間のセラピストを代表して化粧品の企画に携わりました。
みんな、よーこさんが使えるなら自分も試してみてもいいよ、
というくらいの厳しい肌の持ち主ばかりです。
それもそうですよね。
自分だけでなく、大切なお客様におすすめするのですから当然です。
私も同様に、本気で敏感肌から解放されたい方からご相談を受けていましたので
自分のこと以上に本気です。
私の昔のお肌はこちらの記事でこっそり紹介してます
洗浄成分をどうするのか?
防腐剤や香料については?
保湿剤に関しては、訴求成分よりもまずは本体部分の構想。
「いつまでも肌を美しく保ちたい」という
厳しいスキンセラピストの意見が反映しています。
その根本にはいつも、ふれあうお客様の肌を想う気持ちがありました。
同じ化粧品でも
「どんな気持ちで使うのか」
「どんな風に使うのか」で効果が断然変わってきます。
そして、1番大事だと考えているのは
「今」の肌に寄り添えること。
乾燥しているから高保湿すれば良いでしょうか?
それでは乾燥した原因を考えなくなります。
シミがあるからレーザー治療をすれば良いでしょうか?
それではシミができた原因を見なくなります。
1番の理想は美しい肌で安定することです。
そのためには原因をしっかりと見つけて、
繰り返さないようにすることではないでしょうか?
だからパームニティは毎日変わる肌に寄り添えるような
そんな工夫をしています。
あなたにぴったりの使い方を美肌再生フェイシャル塾ではご紹介しています。