あなたは敏感肌に悩んでいませんか?
洗顔やスキンケアのたびにピリピリしたり、赤みやかゆみが出たりするのは本当に辛いですよね。保湿クリームや美容液を試しても、思ったような効果が得られず、「もう何をしてもダメなのかな…」と感じていませんか?
私自身も同じように、フェイシャルケアの練習中に重度の肌荒れを経験し、一度はスキンケアに絶望しかけました。しかし、そんな時こそ肌のメカニズムを理解し直し、スキンケアの基本である「洗顔」にこそ見落としがちな問題が潜んでいることに気づいたのです。
肌本来の力を取り戻すために、一からスキンケアを見直してみませんか?
この記事では、敏感肌でも安心して使えるクレンジング方法や洗顔のポイントについて、実体験を交えて詳しくご紹介します。肌トラブルに悩む方々が「もう一度、肌を信じてみよう」と思えるような内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
敏感肌の悩みは洗顔から始まる?知られざる問題に迫る
フェイシャルの練習中に重度の肌荒れを経験し、私は化粧品について一から見直すことになりました。
実は、母は皮脂が多く出るオイリー肌、私は乾燥してカサカサになる乾燥肌と、正反対の肌質を持っています。しかし、肌質が異なるにもかかわらず、どちらにも共通していたのが「肌への刺激の積み重ね」だったのです。
スキンケアの常識として「代謝を上げること」が推奨されますが、それが必ずしも良いわけではないと気づいたのも、実際、目の前にある肌を長期間観察してきたのがきっかけです。
というのも、代謝を上げるためのピーリングや過剰なマッサージが、逆に肌のバリアを壊し、敏感肌を悪化させる原因になっていたからです。
やりすぎの美容法は、肌を守るはずが却って肌を弱らせる結果に。皮膚科学や化粧品学を学んでいく中で、敏感肌ケアには「いかに肌への負担を減らすか」が重要であり、ただ代謝を促すだけでは根本的な解決にはならないことを痛感しました。
そして、「肌への刺激の積み重ね」でもっとも忘れがちで、もっとも影響力のあることが「クレンジング」洗うことなのです。
肌は自分で美しくなれる!その力を最大限に活かすための秘訣
皮膚の生まれ変わりのメカニズムを詳細にみていく過程で驚くべき事実を発見しました。それは日々、当たり前のように行われている「スキンケア、特に洗うことで肌刺激を引き起こし、肌の代謝を邪魔してしまっている」ということでした。
肌荒れをすると、保湿化粧品や塗り薬などのアプローチはたくさんあるものの、効果がだんだんと得られなくなるという経験をしてきた私にとって、衝撃的な事実でした。
あなたにも、同じような経験はありませんか?みんなは肌が良くなったと言っているのに、どうして私だけ良くならないのだろう。むしろ、年齢とともに不安定になっている気もする。。。
この謎を解明するために化粧品を製造してくれる方とミーティングを重ね試作をしてきました。試作を始めるといろんなことが見えてきました。
洗浄力がある場合には私の肌はすぐにカサカサ、シワシワ、洗顔後のつっぱり感が出てきます。反対に洗浄力を調整して弱めてみると、今度は毛穴の黒ずみが1週間ほどで出現します。自分の肌ながら、本当に厄介ですが、反応があるからこそ、検証もできます。
試作している時には肌が不安定になることも多く、辛い日々でしたが、自分の肌が本当に皮膚理論に合っているかどうかを確かめるために、さらには今も同じように肌悩みと闘っている方のために「もともと肌には美しくなる力があるんだ」という信念で取り組みました。
クレンジングの「洗浄剤」が肌を傷める理由とは?その真実に迫る
世の中にはたくさんのクレンジングがあります。敏感肌用のものも星の数ほどあります。しかし残念ながら肌を傷つけずに汚れをしっかり落とせる洗浄剤はありませんでした。
だからこそ、一般的に「敏感肌は30秒でクレンジングは終わらせよう」「すすぎは少なくても30回!洗浄成分が残らないように」「汚れの量に合わせてクレンジングを変えましょう」などなど、あまりにも現実的ではない提案がされていて、それをしていることが意識が高いと言われたりもします。
敏感肌は30秒?その真実とは
クレンジングで落とすべき汚れとはファンデーション、日焼け止め、保湿クリームに配合されている「油」と自分の肌から出てくる「皮脂」があります。どちらも「油」なので、お水で洗い流す時には、「水」に混ぜ合わせることができなければ落ちません。
そこで使われるのが界面活性剤です。界面活性剤は肌刺激があるもの、肌刺激が少ないものと多くの種類がありますので、一概に全てが悪いわけではありません。
しかし、「クレンジングに使用される界面活性剤」になるとかなり限定されてきます。この中で、洗浄力が強い場合には肌に触れた瞬間から肌に必要な「アミノ酸」「セラミド」が失われ、同時に「タンパク変性」という敏感肌にとって(いや、全ての肌にとって)最悪の事態になります。
だから、できるだけクレンジングと触れている時間を短くすること(30秒!)が推奨されるわけですが、そんなに怖いものなら私は1秒だって乗せたくありません。実際、私は使うことでカサカサして乾燥が激しくなります。
すすぎは少なくても30回!洗浄成分が残らないように?
次に、すすぎ残しがないようにしっかり(30回?)流しましょう。という話ですが、実は洗浄剤の中には肌に残りやすいもの(=洗浄力が弱くなると汚れが残りやすくなる)の場合にこのような提案の傾向が見られます。
クレンジングをつける時にもクルクルさせて汚れと馴染ませます。その後、そのクレンジングが肌に残ると酸化して刺激になるので、しっかり洗い流す方法が提案されるのです。
しかし、クルクルする時点で摩擦刺激が肌に加わってしまいます。肌には「キメ」という膨らんでいる部分と溝になっている部分があるので、クルクルすると、膨らんでいる場所に摩擦が加わりますし、溝部分に入り込んだものは汚れが蓄積することになります。
また、洗い流す時間が長いというのは現実的にできるでしょうか?洗い流すお水の温度を考えると、なかなか現実離れしたことが見えてきます。温度が高すぎると肌は乾燥してしまいます。夏は寒くないけど、冬に32度くらいの水で繰り返し洗顔をするというのは、寒中水泳を覚悟した人と同じくらいの気合いで毎日行うことになります。
実際に、敏感肌の方ですすぎをスポンジチーフだけにしたら肌が安定したというお声も出ます。そのくらい、水の温度や肌にあたる時のダメージはあるんですね。
クルクルすることも、バシャバシャするのもやりすぎは禁物です。
汚れの量に合わせてクレンジングを変えましょう
洗浄力が高いのはオイルクレンジングだから、ばっちりメイクの時にはオイルクレンジング。軽めの時には「ミルククレンジング」と使い分けている方もおります。
この方法で、肌にトラブルなくできているならまったく問題ないのですが、ここまでやっているのに、乾燥する、毛穴が開く、シミやシワが増えていくのなら、見直す価値があります。
私の考えでは、これが1番良さそうで、1番不確かな方法だと思います。日々、汚れの量が変わるというのは皮脂の量とか、メイクをばっちりしたとか、すぐにわかることだと思うので、それに合わせることが肌に良さそうなのですが、「汚れの量」なんてどのくらい変動しているのかなんて、わかりますか?
メイクの濃さならわかるかもしれませんが、皮脂量になると、もはや、オイルにするか、ミルクにするかかなり迷うところです。季節の変わり目に、薄着にするか、厚手にするか、際どい見極めと同じです。コート選びの失敗は着脱可能で調整できますが、肌は失敗するたびに、ダメージが蓄積していきます。しかも、失敗した実感があまりないのが実際のところです。
このように、敏感肌で悩む人たちはこれらのことは同然、実践したことがあります。しかし良くならないのです。そのくらい、「炎症が起きやすい」という傾向の方は一般常識にちょっと工夫を加えたくらいの方法では太刀打ちできないということを受け入れる必要があります。
理想的なのは、肌に優しいクレンジングでしっかりと汚れを落とすことができて、汚れの量はクレンジングの量で微調整することができることになります。
そこで、私たちは「洗浄剤」で落とすのではなく、乳化させること(形状変化)で落とすという、これまでにはない方法を採用しました。
これによって、日々のスキンケアでゆったりと落ち着いてリラックスできるまったく新しい習慣を手に入れることができました。
あきらめないで!肌は何度でもよみがえる
私も30代後半で肌荒れして皮膚科さんに行き、薬をもらって沈静化させていた頃には、もうこの肌とずっと付き合っていくしかないとあきらめていたことがありました。毎年春と秋に赤みからかゆみ、腫れを伴う炎症状態を繰り返していました。ムズムズしているのは365日止まりません。
母も炎症を起こしやすい体質だし、自分もそうだから仕方がない。保湿のアイテムも量もどんどん増えていくけど、皮膚科さんの薬を毎日ずっと使い続けるわけにはいかないから上手にやっていくしかない。肌がキレイになるなんて夢のまた夢。
そんな私でもクレンジングを今までの常識の中から飛び出し、まったく新しい方法にすることで肌が変わっていきました。最初は半信半疑で恐る恐るでした。また炎症を起こすのではないかと不安な気持ちでいました。その気持ちを変えてくれたのは、朝起きた時に「ムズムズしない」という積み重ねと、だんだん鏡を見た時の「いい感じ!」が増えてきたことです。
あなたも最初は恐る恐るかもしれません。だけど、肌は今日も生まれ変わろうとしています。その肌を丁寧に整えるスキンケアをするというシンプルな方法で、しっかりと答えてくれるようになるのです。
ぜひ、一度きりの人生、肌のことで悩む時間はもったいない!ぜひ、スッキリとした気持ちで日々のスキンケアを楽しんでいただきたいと思っております。
▶︎お肌の相談会はこちらから|毎月開催しております。お気軽にどうぞ
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