【完全攻略】毛穴の黒ずみのない肌を育てよう

メイクをする時、鏡をみると、黒くポツポツと見える毛穴。

どうやら鼻の頭から広がってTゾーンや顎先にもある。

メイクでカバーしようにも、厚塗りになるのは避けたい。

スキンケアでよくする方法はないのかな？

そんな方のために今回の記事を書いております。ぜひ最後までご覧ください。

この記事は、エステティシャン育成15年、健康美の専門家のための化粧品開発をするために起業し、ビューティフィードバックアカデミーを運営するいしだようこがお送りします。

毛穴の黒ずみケアで失敗しないための基礎知識

大前提として、「毛穴の黒ずみ」とはお顔に20万個存在すると言われる毛穴の出口が黒くなり、目立つことをいいます。

見た目にポツポツ気になるので、気になる人がたくさんいて、そのケアも無数に存在します。一般的には毛穴の黒ずみケアとして推奨されるのは「スクラブ洗顔」「クレイ洗顔」「ピーリング」などの肌の表面を整えるケアです。

多くのエステサロンでも角質の調整を行い、なめらかな肌に整えるフェイシャルサービスが行われています。

もしかするとあなたも一度はスクラブ洗顔や、ピーリング化粧品などを試されたことがあるかもしれません。

ただ、表面をケアするということは、そもそも表面が乱れる習慣があるということともいえます。表面のケアで毛穴の黒ずみが一時的に解消したとしても、習慣が変わらなければ表面はまた乱れていきますので、表面のケアをし続けなければならないという無限ループになってしまうということがあります。

つまり、あなたが本当にやるべきケアは「毛穴の黒ずみ」をなくすケアではなく、毛穴に黒ずみが起こらないようにするための習慣をミックスさせたケアです。

今回は、毛穴の黒ずみから卒業する習慣ケアのメリット、デメリットに加えて、具体的な対策まで解説していきますので、ぜひ本記事をブックマークして毛穴の黒ずみがなくなるまで繰り返し読んでみてください。

毛穴が黒ずみやすい人のスキンケア習慣

冒頭でも触れましたが、毛穴が黒ずむということは、日々毛穴を黒ずませる習慣があるということです。具体的にどんな習慣があるのか、みていきましょう。

摩擦と表面ケアの繰り返し

「摩擦しないように気をつけているはず」と思った人もいるかもしれませんが、あくまでも毛穴の黒ずみが起こっている現実を考えると間違いなくなんらかの刺激が肌に加わっているとみて間違いありません。というのも、毛穴が黒くなる原因の１つは刺激だからです。

こちらの記事をご覧ください。

https://www.iis.u-tokyo.ac.jp/ja/news/3977/

毛穴の黒ずみは摩擦刺激を繰り返すことで毛穴周りに色素沈着してしまうことで定着していきます。表面ケアを繰り返すことでさらなる刺激が加わることになるため、一瞬は取り除かれますが、また肌内部では黒ずみが発生する流れが生まれていくのです。

では、どの程度、摩擦に対して意識をすれば良いのか？

１つ目の「密着してスライドしない」とは、特にクレンジングやクリームをお顔につける場面です。クレンジングでは汚れを落とそうとするためにくるくるスライドしていませんか？また、クリームは肌にしっかり浸透させたいからとぎゅぎゅっと引き伸ばしていませんか？

意外にも、一般的に広まっている化粧品メーカーが推奨するこれまでの方法が肌に合っていない可能性があるのです。

次に、「呼吸と脱力」とは肌に触れる時にはリラックスモードにすることが大事ということです。肌の感覚は脳と深い関係があって、イライラすると肌感覚も連動します。ストレスが肌に良くないということは経験としてご理解いただけると思います。

触れながらリラックスすることがとっても大事です。

最後にあらゆる場面の見直しをしてみてください。ファンデーションをつけるとき、日焼け止めを塗る時、マスクの使い方、セルフマッサージなどなど。摩擦ができるだけ少なくなるような習慣を見つけていきましょう。

肌は体の一部です。唯一、触れることができる臓器で環境に合わせて変化しています。あなたの肌は日々の環境で作られていることを忘れないでください。

なお、こちらのラジオでは音声で触れ方について具体的にお伝えしていますので、ぜひ耳で聞きながら実践してみてください。

https://stand.fm/episodes/5f5b0b488ef87ba38b4599d0

洗顔よりも保湿に重点を置いている

そして、毛穴の黒ずみを本当にケアしたいのなら、保湿よりも断然「洗顔」が大事です。当然でしょ？と思われるかもしれませんが、この「洗顔」について重視されるのが「界面活性剤」です。

さらに細かくいえば

石鹸系の中でも石鹸の製法（けんか法、中和法、液状なのか、固形なのか）や脂肪酸の種類（ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸など）によっても泡立ちや洗浄力に差が出ます。

もちろん、これが主に使われる、ということで、いろいろなものがミックスされて洗顔料になるため、どれが良いとか悪いとかを見極めることは困難です。

そのため、洗い流すものだからある程度までこだわると、あとは保湿ケアで帳尻を合わせ始める習慣が身についていきます。

その結果、「洗顔のあとはすぐに化粧水をつける」「乾燥するから洗顔料は使わずに洗う」というようなスキンケアが生まれるんですね。

でも、洗顔で乾燥するという状況ではその後にどんなに保湿ケアをしても結局は肌に刺激が加わっているので毛穴の黒ずみは繰り返していくことになります。

化粧品以前に、摩擦をさせないことも含めて、肌が安心して毛穴を黒くせずともいられる環境づくりをすることが毛穴の黒ずみから卒業する習慣ケアということです。

毛穴の黒ずみが起こらない習慣ケアを行うメリット４つ

では次に毛穴の黒ずみが起こらない習慣ケアを行うメリット４つご紹介します。

メリット１：毛穴が気にならなくなる

最大のメリットはこれですよね。今まで気になっていた毛穴が気にならなくなるので、毛穴を何とかするために使っていた時間が節約できます。

例えばこんな感じで、日々の中で意外にもたくさん毛穴のために使っている時間があったわけですね。

このような時間を、もっとあなたが本当にやりたいことに使えていたらどうでしょうか？

毛穴ケアを追いかけるよりも、毛穴の黒ずみがおこらない習慣ケアにすることであなたの可能性は無限に広がります。

メリット２：化粧品がシンプルになり節約できる

２つ目のメリットは時間とも共通しますが、節約効果があることです。

この習慣ケアはそもそも化粧品を選ぶ以前に、「触れる」ところから始まります。実はここから始めることで、自分に必要なケアというものがわかってきます。

単純に良さそうだから毛穴の黒ずみを高機能のものでなんとかしようと選ぶよりも断然にシンプルになります。

毛穴の黒ずみができなくなるまでに時間はかかるかもしれませんが、やっておいて損は絶対にありません。

メリット３：お肌の老化が未然に防げる

私の経験から言うと、毛穴の黒ずみが気になるのは20代から30代の方に多いです。しかし、その毛穴トラブルは早い方では40代になるとたるみ毛穴になっていきます。またさらに進んで60代になると、毛穴同士がくっついて線になっていきます。

さらにお悩みは毛穴だけではく皮膚のたるみやシミ、シワと複雑化していきます。エイジングケアをいつ始めるのが良いのか？と言うことが美容雑誌などで議論されますが、私としては「何かをプラスして」エイジングケアする必要がなくなるような「毛穴の黒ずみケア」をしていれば良いと言いたいです。

この黒ずみが起こらない習慣ケアはそもそも肌が本来持っている回復力を高める動作になるので、そのままエイジングケアにも通じてきます。

40代でも50代でもエイジングサインが気にならない習慣が身についていれば、特にスペシャルなケアをする必要はありません。

シンプルイズベスト！

メリット４：肌に自信が持てて毎日が楽しい

将来のことはまだわからないけど、今の肌がキレイになれば間違いなく、毎日が楽しいですよね。鏡を見るのも楽しいし、オンライン会議で映る自分の表情を見るのも辛くありません。

当然ですが、一度身についた習慣はその後、簡単にはなくなりません。これまでの習慣から変えることは大変かもしれませんが、日々の肌変化を感じて楽しみながら行えば大丈夫です。

ちなみに私はこれを「ゴカントレーニング」と呼んでいます。皮膚感覚を高めながら自らをコントロールするトレーニングです。

見た目に毛穴がキレイになる嬉しさもありますが、それ以上に、若々しくいられる希望が得られる自信の大きさは格別です。

美容液を何本も使っている人にどうしてそんなに使うの？と聞くと、「不安だから」と言います。自分に自信がない時ほど、モノに頼りたくなるんですよね。

シンプルなケアで本来の肌を取り戻せたら、もうあなたの自信は揺らがなくなります。

毛穴の黒ずみが起こらない習慣ケアを行うデメリット３つ

次にデメリットを３つご紹介します。

デメリット１：効果が出るまでに1ヶ月はかかる（個人差あり）

デメリットの１つ目は効果が出るまでに最低でも1ヶ月はかかると言うことです。

皮膚の新陳代謝は28日といわれます。今日、始めたとして、肌の一番下で生まれた皮膚が表面に現れてくるまでには最低でも1ヶ月かかるのです。

すぐに毛穴の黒ずみをなんとかしないと！と言う場面。例えば

・来週、結婚式がある

・大事なプレゼンがある

などでは向きませんので、一般的な方法でケアをしましょう。

ただ、どこかの落ち着いたタイミングでぜひ試してみましょう。コツコツ習慣を変える意識で取り組めばピーリングの回数も減っていきます。

加えておきたいのが、毛穴の黒ずみをピーリングなどで繰り返しケアしていた人は特にそれ以上かかる可能性が高いです。というのは、肌は環境によって変化すると

いう大前提があります。

ピーリングという環境で何が変化しているかといえば、「ターンオーバーのリズム」です。本来28日の周期で行われている状況をコントロールするのがピーリングです。

定期的にピーリングする習慣がある場合、肌はそれに合わせて肌の表面をごわつかせたり、毛穴の黒ずみを作ったりしています。それがおさまるためには別の環境に慣れる時間が必要になります。

そうはいっても、しっかりと落ち着いて実施すれば４〜５ヶ月ほどで軌道に乗ってきます。一朝一夕で肌は育ちませんが、日々、心地よいリラックスできるという気持ちで行うとあっという間ということもありますので、丁寧に進めていきましょう。

デメリット２：継続していく必要がある

デメリット２つめは継続する必要があるということです。すでにお話した通り、肌が育つまでには最低1ヶ月は必要です。ターンオーバーのリズムが乱れているとしたらそれ以上の時間が必要です。

その間に、毛穴の黒ずみがスッとなくなれば良いのですが、肌にも事情があってすぐにはなくなりません。今までのように、鏡を見て毛穴の黒ずみを毎日チェックしていたら、それこそ気持ちがブルーになります。

なので、ちょっとやってみてすぐにやめる気持ちならば、最初からやらない方が良いかもしれませんね。

とはいえ、誰でもなんの変化もなければ不安になると思います。なので、最初のうちは肌を気にしない１週間にすると決めて始めるのも良いでしょう。その間、スキンケアで意識してほしいのは、次のことです。

毛穴の黒ずみばかり見ていると不安が大きくなることがあります。肌は体の一部だからそのほかの機能をチェックしていきましょう。正しい方向に向かってコツコツ続ければ確実に肌はよみがえると信じて、楽しみながらスキンケアしましょう。

デメリット３：・使用する化粧品を厳選する必要がある

この方法、一番ネックになるのが、「洗顔」です。

クレンジングや洗顔フォームをいつもお使いのもので行うと、トラブルが発生しました。もちろん、肌に合っている場合には問題は起こらずに済むのですが、一部の方からこんなお声をいただきました。

などです。

そういう場合には、せめて、保湿するときの摩擦を意識しましょう。また、それ以外の見直し部分だけでも良いです。

化粧品には開発した人が使う場面を想定して作っています。スキンケアと化粧品は切っても切り離せない関係なので、安心して長く使えるものに出会うことも必要ということです。

毛穴の黒ずみケアに関するご相談は

さて、この記事では毛穴の黒ずみを解決するためのヒントを解説してきましたが、あくまでも一般論になってしまいますし、まだまだ入り口部分しかご紹介できておりません。毛穴の黒ずみと言っても、本当にいろいろな種類があるし、人によって反応も違います。

そして地道に活動をして経験を積み、エステティックの本質となる独自の理論に辿り着きました。

そして、2023年には一緒に活動してきたエステティシャン・セラピストたちと国内最大級の美容の見本市「ビューティワールドジャパン」にて登壇・発表しました。

ぜひ、ビューティフィードバックアカデミーにお問い合わせください。

まとめ：毛穴の黒ずみから解放されてストレスフリーな毎日を過ごそう

ここまで、毛穴の黒ずみをケアする方法をご紹介してきました。多くの場合、表面的なケアになりがちな「毛穴の黒ずみケア」ですが、体の本来の回復力を使えば、肌はどんどん輝いていきます。現状維持では満足できない、そんな方はぜひ、実践してみてくださいね。

ここまでお伝えしてきたように、習慣ケアは継続が大事です。

まずは始めてみないと何も起こりません。

最後にお伝えしたいことは「肌は何度でも、いつからでもよみがえる」ということです。

一緒にあきらめずに美肌づくりして、毎日心地よく過ごしましょう。

最後までお読みくださりありがとうございます。