代謝を上げるための食事を始めると
ニキビができる方がおります
美肌のプロである私が徹底解説します!
スキンセラピストのよーこです。化粧品開発、フェイシャル技術開発などに携わって20年。たくさんのお肌を見てきました。
そんな私と今回は代謝を高める食事「ご飯の量を増やす」と
ニキビができた
というケースについて一緒に考えていきましょう。
食事が合わないんじゃないかな?
やり方が間違ってる?
そんな不安を持ちながら実践してはもったいないですね。
特に、今回はご飯を食べる量を増やしたときに起こるケースについて解説します。
ニキビができる肌はこんなお肌
ニキビができる肌質だからしょうがいないって思いがちですが、
そもそもそんな肌質はないと私は思っています。
だって、ニキビがある状態で生まれてくる赤ちゃんはまずいません。
思春期にニキビができるのも、その前兆が必ずあります。
食事を変えたことでニキビができる場合も同様です。
そもそもニキビができる前兆に
・肌の表面が硬くなる(ガサガサ)
・皮脂の量が多くなる(テカテカ)
必ずこの2つが起こっています。
肌の表面が硬くなる(ガサガサ)とは?
肌には2つの油分があります。
1つは「皮脂」ですね。これが毛穴から分泌されて汗と混ざり合って
「皮脂膜」という天然の保護膜になります。
もう1つは「細胞間脂質」です。
これは聞き慣れないかもしれませんが、
主成分は「セラミド」で肌細胞同士を繋ぎ止める役割をしています。
同時に肌の水分もこの細胞間脂質があることで保持されます。
ニキビができる前兆の「肌の表面が硬くなる」ということは
この細胞間脂質と水分が失われている状態と言えます。
皮脂の量が多くなる(テカテカ)の理由とは?
この、肌が硬くなった状態では、皮脂分泌が過剰になります。
なぜなら、肌本来の状態ではなくなっているために、
肌が自動的に
皮脂を分泌させて正常化させようとするからです。
でも、毛穴周りが硬くなるために皮脂は毛穴出口で詰まってしまい、
結果ニキビができてしまうというわけです。
肌表面が硬いまま、新陳代謝を高める食事を実践すると、
皮脂が詰まり、ニキビができやすい状態になるわけです。
そしてこれには個人差があります。
ある人は食事を変えて、最初はニキビ(白くプツプツ)ができたけど、
時間と共になくなってきた。
ある人は食事を変えて、プツプツ白いニキビがだんだん赤く炎症してしまった。
繰り返し、赤いニキビができたり、引っ込んだりする。
というようなことです。
これは、炎症の起こしやすさに差があるからと私は考えています。
これまでのスキンケアで炎症を起こしやすいという場合には、
食生活を変えたばかりのころは急にすべてが変わるわけではないので、
注意が必要ということです。
ご飯の量を増やすとお肌の代謝も上がる
新陳代謝を高める食事=ご飯と味噌汁を中心とした食事が 美肌に与えるメリットはたくさんあります。
美肌の条件「うなはだけ」を全て満たしてくれるんです。
う・・・うるおい
な・・・なめらか
は・・・ハリ
だ・・・弾力
け・・・血色
肌がストレスに強くなる | 肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が正常に行われるだけのエネルギーが得られること |
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天然の保護膜「皮脂膜」 | 皮脂や汗がしっかりと分泌できるくらいのエネルギーが確保されること |
ハリと弾力アップ | 真皮層の充実。真皮層の線維芽細胞からどんどんコラーゲンやエラスチンが生産される |
見た目の透明感がアップ | 筋肉に水分が保持され水分量が増加 |
血色が良くなる | 血流が良くなり、ほんのり血色の良い感じに見える! |
なぜ、こんなにたくさんの良いことが起こるのか。。。
最初は本当に不思議でした。
でも、体の機能を丁寧に見ていくと当然のこと
当たり前のことばかりなのです。
・食べたものが筋肉や肌になるための身体のメカニズム
・肌に必要なものをコンスタントに量を確保すると起こること
・量を確保すると胃腸がぐんぐん変化する理由
視点や捉え方を変えて、取り組んでいくと
身体は驚くほど動いていきました。
人の思考って不思議ですね。
不安に思って実践すると、そのまま体に現れます。
私はご飯生活にたどり着き、よし、やってみよう!と思った方が
安心して続けられるようになってほしいと思います。
肌もしっかり理解して対応すれば
その先に明るい未来が見えてきます。
途中につまずくことがないように、
もし、つまずいても、また前に進めるように、
実践してほしいことがあります。
ニキビを予防するためのスキンケア
ご飯をしっかり食べて消化吸収されたときに起こるのは
お肌までしっかりとエネルギーに満たされるということです。
細胞は常に生まれ変わっていますが、
お肌は体の中でも末端器官。
ご飯生活をしてから肌に現れるまでにはほんの少し時間があるはずです。
だからこそ、一緒にスタートしてほしいことがあります。
それは「肌の機能を整える」スキンケアを習慣にしておくこと。
スキンケアは普通、お肌を整えるためにしていることだから
それが原因で肌の機能が低下してしまうなんて夢にも思わないかもしれません。
しかし、実際には多くの方が見逃しています。
保湿をするとか、美容成分たっぷりのシートマスクをするとか、
特別なことをする必要はありません。
毎日2回、朝と晩にお顔を洗うときが重要です。
せっかく育った肌にダメージが加わるのは「洗顔」の時です。
ダメージには2種類あります。
物理的な「摩擦」そして、化学的な「刺激」です。
摩擦はちょっと意識すれば改善される方が多いですし、
気をつけている方もたくさんいらっしゃいます。
しかし、化学的な刺激は皮膚の感覚器官ではキャッチされないことが多いです。
例えば「紫外線」は最初当たっていても痛くも痒くもありませんが、時間がたつと炎症を起こします。このようなじわじわとダメージが蓄積していくことがあるのです。
この「摩擦」と「刺激」が同時に起こりやすいのが「洗顔」の時なのです。
ぜひ、ご飯生活をスタートするときから
「肌の機能を整える」スキンケアを一緒に始めましょう。